正答1・2・5
解説
本問は採点除外(公式で1と2、1と5、2と5のいずれの組合せも正解とされた問題)です。
「2つ選べ」の問題ですが、ミオシンフィラメントが存在する部位は1・2・5の3つあります。
厚生労働省は「3つの選択肢が正解であるため、3通りの解答を正解として採点する。」と発表しました。
筋節(サルコメア)は、Z帯から次のZ帯までの、筋原線維の収縮の単位です。
筋節の中央にはミオシンフィラメント(太いフィラメント)が、Z帯からはアクチンフィラメント(細いフィラメント)が伸びています。
【選択肢別解説】
1:○ A帯は、ミオシンフィラメントが存在する範囲です。
偏光顕微鏡で暗く見える部分で、A帯の長さはミオシンフィラメントの長さに一致します。
2:○ H帯は、A帯の中央でアクチンフィラメントと重なっていない部分です。
ミオシンフィラメントだけが存在する部分です。
3:× I帯は、アクチンフィラメントだけが存在する明るい部分です。
ミオシンフィラメントは存在しません。
4:× Z帯は、隣り合う筋節のアクチンフィラメントをつなぎ止める構造です。
ミオシンフィラメントは存在しません。
5:○ 筋節はZ帯からZ帯までの単位で、その中にA帯が含まれます。
したがって、筋節にもミオシンフィラメントは存在します。
【ポイント】
筋が収縮すると、A帯の長さは変わらず、I帯とH帯が短くなります。
「A帯=ミオシンの長さ」「I帯=アクチンのみ」「H帯=ミオシンのみ」と整理しましょう。