正答5
解説
正解は5です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(Parkinson 病の治療として適切でないもの)です。
Parkinson 病の治療には、薬物療法、手術療法、リハビリテーションがあり、それぞれ症状の改善に役立つ方法が確立されています。
【選択肢別解説】
1:× リズム刺激は適切な治療です。
メトロノームや音楽のリズムを外的な手がかりとして与えると、すくみ足が軽減し、歩幅や歩行速度が改善します。
2:× ドパミン作動薬は適切な治療です。
ドパミン受容体を直接刺激し、不足したドパミンの働きを補います。
3:× 脳深部刺激療法は適切な治療です。
視床下核や淡蒼球内節に電極を留置して電気刺激を行い、薬で調整が難しい運動症状や日内変動を改善します。
4:× 経頭蓋磁気刺激法は、頭部の外から磁気で大脳皮質を刺激する方法です。
Parkinson 病の運動症状を改善する効果が報告されており、治療の選択肢の一つです。
5:○ ボツリヌス毒素療法は、神経筋接合部でアセチルコリンの放出を抑えて筋の過剰な収縮を弱める治療です。
脳卒中後の痙縮やジストニア、眼瞼痙攣などに用いますが、Parkinson 病の基本的な運動症状の治療には用いません。
【ポイント】
Parkinson 病では、外的な手がかり(視覚・聴覚のキュー)を使うとすくみ足が改善しやすいです。
ボツリヌス毒素療法は「痙縮・ジストニアの局所治療」と覚えましょう。