正答3
解説
正解は3です。
骨格筋の収縮は、運動神経からの興奮が神経筋接合部で伝わり、筋小胞体からカルシウムイオンが放出されることで始まります。
カルシウムイオンがトロポニンに結合するとアクチンとミオシンが結合し、ATP のエネルギーでフィラメントが滑り込みます。
【選択肢別解説】
1:× 神経筋接合部の伝達物質はノルアドレナリンではなくアセチルコリンです。
ノルアドレナリンは主に交感神経の節後線維の伝達物質です。
2:× 筋が収縮するときは、カルシウムイオンが筋小胞体から放出されます。
カルシウムイオンが筋小胞体内に取り込まれるのは、筋が弛緩するときです。
3:○ 神経支配比は、1本の運動ニューロンが支配する筋線維の数です。
外眼筋のように細かい動きをする筋では小さく、腓腹筋のように大きな力を出す筋では大きく、筋ごとに異なります。
4:× 筋収縮の直接のエネルギー源は ADP ではなく ATP です。
ATP が ADP とリン酸に分解されるときのエネルギーで、ミオシン頭部が首振り運動をします。
5:× 収縮しても A 帯の長さは変わりません。
A 帯はミオシンフィラメントの長さそのものであり、短縮するのは I 帯と H 帯です。
【ポイント】
滑り説では、フィラメント自体の長さは変わらず、重なりが増えることで筋節が短くなります。
「収縮でカルシウムは放出、弛緩で取り込み」「短縮するのは I 帯と H 帯」をセットで覚えましょう。