正答1
解説
正解は1です。
図では左の大腿義足で立っておらず、右(健側)の立脚中期に、右足の踵が浮いてつま先立ちになっています。
これは義足側を振り出すために健側で伸び上がる「伸び上がり歩行」です。
【選択肢別解説】
1:○ 義足が長すぎると、遊脚期に義足の足部が床にこすれます。
それを避けるため、健側の立脚中期につま先立ちになって骨盤を持ち上げます。
2:× 後方バンパー(踵バンパー)が弱すぎると、踵接地後に足部が急に底屈します。
その結果生じるのはフットスラップなどで、健側のつま先立ちではありません。
3:× 初期内転角は、立脚期に股関節外転筋を働きやすい長さに保つために付けます。
内転角が大きすぎても、健側のつま先立ちの原因にはなりません。
4:× 切断側の股関節外転筋力が不足すると、義足側の立脚期に体幹が義足側へ傾きます。
健側の立脚期に起こる現象ではありません。
5:× 切断側の股関節伸展制限では、義足の立脚後期に腰椎の過度な前弯や体幹の前傾が起こります。
健側のつま先立ちの原因ではありません。
【ポイント】
伸び上がり歩行の主な原因は、義足が長すぎること、膝継手の屈曲が不十分なこと、懸垂が不十分なことです。
異常歩行は「どちらの脚のどの時期に起こるか」を必ず確認しましょう。