正答5
解説
正解は5です。
骨格筋の収縮は、細いアクチンフィラメントが太いミオシンフィラメントの間に滑り込むことで起こります(滑走説)。
このときフィラメント自体の長さは変わらず、重なりが増えることでサルコメアが短くなります。
【選択肢別解説】
1:× 骨格筋は最大収縮時に安静時の長さの約10%よりもはるかに大きく短縮できます。
10%程度の短縮にとどまるわけではありません。
2:× アクチンフィラメントは細いフィラメント、ミオシンフィラメントは太いフィラメントです。
太さの関係が逆です。
3:× 筋収縮のきっかけは、筋小胞体から放出されるカルシウムイオン(Ca2+)です。
Ca2+がトロポニンに結合することで、アクチンとミオシンが結合できるようになります。
4:× ATPを分解する酵素(ATPアーゼ)はミオシンの頭部にあります。
アクチンには存在しません。
5:○ H帯はミオシンフィラメントだけがありアクチンが重ならない部分です。
収縮時にはアクチンが滑り込むため、H帯は短くなります。
【ポイント】
筋収縮時に短くなるのはH帯・I帯・サルコメア、長さが変わらないのはA帯です。
A帯の長さはミオシンフィラメントの長さそのものなので、収縮しても変わりません。