正答4
解説
正解は4です。
脳腫瘍は、周囲の組織にしみこむように広がる悪性のものと、境界がはっきりした良性のものに分けられます。
WHO分類では悪性度を1〜4の段階で示します。
【選択肢別解説】
1:× 下垂体腺腫は下垂体の良性腫瘍です。
ホルモンの過剰分泌や視野障害(両耳側半盲)を起こします。
2:× 頭蓋咽頭腫は小児にも多い良性腫瘍です。
視床下部や視神経の近くにでき、視野障害や下垂体機能低下を起こします。
3:× 神経鞘腫は神経を包むSchwann細胞から生じる良性腫瘍です。
聴神経腫瘍が代表で、難聴を起こします。
4:○ 膠芽腫は神経膠細胞から生じる最も悪性度の高い腫瘍(WHOグレード4)です。
急速に周囲へ広がり、予後は不良です。
5:× 髄膜腫は髄膜から生じる良性腫瘍で、中高年の女性に多くみられます。
手術で全摘できれば予後は良好です。
【ポイント】
原発性脳腫瘍で多いのは髄膜腫、神経膠腫、下垂体腺腫、神経鞘腫です。
良性腫瘍でも、発生部位によっては重い症状を起こすことがあります。