正答5
解説
正解は5です。
二分脊椎は、胎生期に脊椎の後方の部分が閉じなかったために起こる先天異常です。
脊髄髄膜瘤では、瘤の中に脊髄や神経根が含まれ、下肢の麻痺や膀胱直腸障害を伴います。
【選択肢別解説】
1:× 髄膜瘤は瘤の中に髄膜と髄液だけが含まれ、脊髄は含まれません。
そのため神経障害は通常伴いません。
2:× 脊髄係留症候群は、成長に伴って脊髄が下方へ引っ張られて起こります。
身長が大きく伸びる学童期から思春期に症状が出やすくなります。
3:× 脊髄係留症候群では、腰仙髄の障害による下肢の筋力低下や感覚障害、膀胱直腸障害の悪化がみられます。
上肢の感覚障害ではありません。
4:× 脊髄髄膜瘤では、小脳や延髄が大後頭孔へ落ち込むChiari奇形Ⅱ型を高い頻度で合併します。
まれではありません。
5:○ 脊髄髄膜瘤では、Chiari奇形Ⅱ型によって髄液の流れが妨げられ、水頭症を高い頻度で合併します。
シャント手術が必要になることが多くあります。
【ポイント】
脊髄髄膜瘤の合併症は、水頭症、Chiari奇形Ⅱ型、膀胱直腸障害、脊髄係留症候群です。
シャントの機能不全では頭痛や嘔吐などがみられるため、日頃の観察が大切です。