正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は、除外の理由を「設問の状況設定が不十分であり、正解が得られないため」と公表しています。
図は標準型車椅子に座った人を後方と側方から見たもので、①〜⑤の5か所に距離が示されています。
車椅子の適合の目安は、対象者の体格や座り方、障害の程度などの条件で変わります。
設問にはその条件が示されていないため、どの数値を適合とするかを2つに決められません。
以下に、各部位について一般に示される目安を示します。
【選択肢別解説】
1:△ ①は腋窩からバックレスト上縁までの距離です。
一般にバックレスト上縁は腋窩から約10cm下とされ、7cmはこの目安と一致しません。
ただし体幹の支持がどの程度必要かで適切な高さは変わり、判断が割れます。
2:△ ②はアームサポートの高さに関わる距離です。
一般にアームサポートは、肘を90°屈曲したときの肘頭の下端から約2.5cm上とされます。
5cmはこの目安より大きい値ですが、座り方などの条件が示されておらず判断が割れます。
3:○ ③は殿部の外側と側方のフレーム(スカートガード)との隙間です。
座幅は殿部の最大幅に約5cmを加えた幅とされ、片側約2.5cmはこの目安と一致します。
4:△ ④はフットサポートの下端と床との距離です。
一般に5cm以上とされ、7.5cmはこの条件を満たします。
ただし目安の数値は文献によって異なり、判断が割れます。
5:△ ⑤は膝窩とシート前縁との距離です。
一般に指2〜3本分(約5〜7.5cm)の余裕を残すとされ、3.5cmを適合とするかは判断が割れます。
【ポイント】
座幅は殿幅+約5cm、アームサポートは肘頭+約2.5cm、フットサポートは床から5cm以上が代表的な目安です。
座奥行きは膝窩とシート前縁の間に数cmの余裕を残し、膝窩の圧迫を避けます。