正答3
解説
正解は3です。
この問題は反回神経支配でないものを選ぶので、○ が答え(反回神経支配でない筋)です。
喉頭の内喉頭筋は、輪状甲状筋だけが上喉頭神経の外枝に支配され、残りはすべて反回神経(下喉頭神経)に支配されます。
【選択肢別解説】
1:× 横披裂筋は左右の披裂軟骨を引き寄せて声門を閉じる筋で、反回神経に支配されます。
2:× 甲状披裂筋は声帯をゆるめ、声門を閉じる働きもする筋で、反回神経に支配されます。
3:○ 輪状甲状筋は、輪状軟骨と甲状軟骨の間を狭めて声帯を前後に引き伸ばし、緊張させる筋です。
この筋だけは上喉頭神経の外枝に支配され、反回神経支配ではありません。
4:× 後輪状披裂筋は声門を開く唯一の筋で、反回神経に支配されます。
両側の反回神経が麻痺すると声門が開かず、呼吸困難を起こします。
5:× 披裂喉頭蓋筋は喉頭の入口を狭める筋で、反回神経に支配されます。
【ポイント】
反回神経は迷走神経の枝で、左は大動脈弓、右は鎖骨下動脈を回って上行します。
左の反回神経は経路が長いため、大動脈瘤や肺癌などで麻痺しやすく、嗄声の原因になります。