正答1
解説
正解は1です。
口すぼめ呼吸は、口をすぼめてゆっくり息を吐くことで、気道内に陽圧をかける呼吸法です。
呼気の際に末梢気道がつぶれやすい病態で効果を発揮します。
【選択肢別解説】
1:○ COPD(慢性閉塞性肺疾患)では、肺の弾性が低下して呼気時に末梢気道が虚脱し、空気が肺に残ります。
口すぼめ呼吸は気道の虚脱を防いで呼出を助け、呼吸数を減らして呼吸困難を和らげます。
2:× 肺線維症は肺が硬くなって膨らみにくい拘束性障害です。
呼気時の気道虚脱は主な問題ではないため、口すぼめ呼吸の効果は乏しいです。
3:× 間質性肺炎も拘束性障害で、ガス交換の障害が中心です。
口すぼめ呼吸は主な適応になりません。
4:× 筋萎縮性側索硬化症の呼吸障害は、呼吸筋の筋力低下による換気不全です。
肺活量の維持や咳の介助、非侵襲的陽圧換気などが中心になります。
5:× Duchenne型筋ジストロフィーも呼吸筋力の低下による拘束性障害です。
深吸気の練習や排痰の介助が中心で、口すぼめ呼吸は主な適応ではありません。
【ポイント】
口すぼめ呼吸はCOPDなどの閉塞性障害、深吸気練習や咳介助は神経筋疾患の拘束性障害と、病態に応じて使い分けます。