正答3
解説
正解は3です。
脳血管障害による片麻痺の回復過程と、典型的な筋緊張のパターンを問う問題です。
Brunnstromの回復段階では、弛緩性麻痺から連合反応、共同運動、分離運動の順に回復します。
【選択肢別解説】
1:× 一般に回復は近位部が先で、遠位部の回復が遅れることが多いです。
記述は近位と遠位が逆になっています。
2:× 下肢は上肢に比べて回復しやすく、上肢の回復のほうが遅れることが多いです。
記述は上肢と下肢が逆です。
3:○ 上肢では屈筋群の痙縮が優位になりやすく、肘関節屈曲、前腕回内、手関節・手指屈曲の肢位をとることが多いです。
Wernicke-Mann肢位の上肢の特徴です。
4:× 連合反応は回復の早い段階(ステージⅡ)で出現し、その後に共同運動が随意的に出現します。
順序が逆です。
5:× 発症直後は筋緊張が低下した弛緩性麻痺になることが多く、その後しだいに痙縮が出現します。
【ポイント】
Wernicke-Mann肢位は、上肢が屈曲・内転・回内、下肢が伸展・内旋・尖足をとる片麻痺の典型的な姿勢です。
回復は「近位から遠位へ」「下肢が上肢より良好」と覚えます。