正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
異常歩行の名称と、その原因となる障害の組合せを問う問題です。
歩行の特徴から、どの部位の障害かを結びつけて覚えます。
【選択肢別解説】
1:× frozen gait(すくみ足)は、歩き始めや方向転換で足が床に貼り付いたように出なくなる歩行です。
小脳性運動失調ではなく、パーキンソニズムでみられます。
2:× scissors gait(はさみ脚歩行)は、股関節内転筋の痙縮で両下肢が交差する歩行です。
パーキンソニズムではなく、痙直型両麻痺など両下肢の痙縮でみられます。
3:○ steppage gait(鶏歩)は、下垂足のため足先を引っかけないよう膝を高く上げて歩く歩行です。
前脛骨筋などの背屈筋を支配する総腓骨神経の麻痺で生じます。
4:○ waddling gait(動揺性歩行)は、中殿筋など下肢帯の筋力低下で骨盤を保持できず、体幹を左右に揺らして歩く歩行です。
筋ジストロフィーなどでみられます。
5:× wide-based gait(開脚歩行)は、両足の間隔を広げてバランスを保つ歩行で、小脳性運動失調でみられます。
両下肢の痙縮ではありません。
【ポイント】
すくみ足と小刻み歩行はパーキンソニズム、はさみ脚は痙縮、鶏歩は下垂足、動揺性歩行は近位筋の筋力低下、開脚歩行は小脳失調と整理します。