正答4
解説
正解は4です。
随意運動にかかわる神経系の構造と機能を問う問題です。
大脳皮質の運動野から錐体路を経てα運動ニューロンに伝わり、小脳と大脳基底核が運動を調節します。
【選択肢別解説】
1:× 随意的な筋収縮の命令を直接筋に伝えるのはα運動ニューロンです。
γ運動ニューロンは筋紡錘の錘内筋を支配し、感度を調節します。
2:× 一次運動野の体部位再現(ホムンクルス)では、巧緻な動きを必要とする手や顔の領域が大きく表されています。
3:× Betzの巨大錐体細胞は、補足運動野ではなく一次運動野(中心前回)の第Ⅴ層に存在します。
4:○ 小脳は、運動の誤差を検出して修正し、タイミングや力の大きさを調整します。
これにより運動が円滑で協調したものになります。
5:× 放線冠には錐体路が通るため、障害されると錐体路症状(片麻痺や腱反射亢進など)が出現します。
錐体外路症状は主に大脳基底核の障害で生じます。
【ポイント】
小脳の障害では、測定障害、運動分解、反復拮抗運動障害、企図振戦などの協調運動障害がみられます。
放線冠や内包の梗塞は、錐体路障害による片麻痺の代表的な原因です。