正答2
解説
正解は2です。
重量物の挙上で生じた腰部筋筋膜炎の翌日であり、急性炎症期にあたります。
急性期の超音波療法では温熱作用を避け、パルス波による非温熱作用を主に用います。
腰部の筋は比較的深いため、深達性の高い周波数を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 3.0 W/cm²は強すぎます。
超音波療法の強度は通常0.5〜2.0 W/cm²程度で、急性期はさらに低く設定します。
2:○ 1 MHzは3 MHzより減衰が少なく、深部まで届きます。
腰部の深層筋を対象とする場合に適した周波数です。
3:× 照射時間率100%は連続照射で、温熱作用が強く出ます。
急性炎症期には20%程度のパルス照射を用います。
4:× 超音波は空気中をほとんど伝わらないため、導子は伝導用ゲルを介して皮膚に密着させます。
5 cm離すと照射されません。
5:× ビーム不均等率(BNR)は、導子から出る超音波の最大強度と平均強度の比です。
BNR 6の導子では、平均の約6倍の強度の部位(ホットスポット)が局所に生じえます。
固定法ではこの部位に熱が集中して骨膜痛や熱傷の危険があるため、導子を動かす移動法で用います。
【ポイント】
周波数は「1 MHz=深部、3 MHz=浅部」と覚えます。
急性期はパルス・低強度、慢性期は連続・温熱という使い分けが基本です。