正答1
解説
正解は1です。
Trendelenburg徴候は、患側の片脚で立ったときに反対側の骨盤が下がる現象です。
股関節の外転筋、特に中殿筋の機能低下で生じます。
【選択肢別解説】
1:○ 変形性股関節症では、痛みや筋萎縮で中殿筋の筋力が低下します。
さらに骨頭の変形や上方への移動で外転筋の作用が弱まり、Trendelenburg徴候が出やすくなります。
2:× 変形性足関節症は足関節の痛みと可動域制限が主な問題です。
股関節外転筋の機能低下は直接起こらず、Trendelenburg徴候の原因にはなりにくいです。
3:× 変形性膝関節症では、膝の痛みや内反変形、外側への動揺が主な問題です。
4:× 腰椎分離症は、腰椎の椎弓の疲労骨折で、腰痛が主な症状です。
5:× 腰部脊柱管狭窄症は、間欠性跛行や下肢のしびれが主な症状です。
L5神経根障害で中殿筋が弱くなることはありますが、生じやすい疾患とはいえません。
【ポイント】
Trendelenburg徴候は「立脚側の股関節外転筋の弱化で、反対側の骨盤が下がる」と方向を正しく覚えます。
体幹を立脚側へ傾けて代償するのがDuchenne歩行です。