健常成人に対して自転車エルゴメーターを用いて 10 Watts から開始し、1分間に 15 Watts 増加させるランプ負荷法で自覚的最大運動強度まで運動負荷を行った。
その際の呼吸循環代謝指標の変化を図に示す。
縦軸は一回拍出量、横軸は時間経過を示す。
一回拍出量の変化を示すのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
ランプ負荷では、運動強度が時間とともに一定の割合で増えていきます。
一回拍出量は、運動の初期に増加し、中等度の強度で頭打ちになるのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 1は運動開始とともに上昇し、途中から横ばいになるグラフです。
一回拍出量は最大酸素摂取量の40〜60%程度の強度でほぼ最大に達し、その後は横ばいになります。
高強度では心拍数が増えて拡張期が短くなり、心室の充満が増えないためです。
2:× 2は途中から急に傾きが大きくなるグラフです。
換気量や二酸化炭素排出量のように、閾値を境に増え方が変わる指標の変化です。
3:× 3は後半ほど急に増える曲線です。
血中乳酸濃度のように、高強度で急増する指標の変化です。
4:× 4は増え方が徐々にゆるやかになりながら、終了時まで上昇し続けるグラフです。
一回拍出量は高強度では増えないため、この形にはなりません。
5:× 5は負荷に比例して直線的に増えるグラフです。
心拍数や酸素摂取量のように、運動強度に比例して増える指標の変化です。
【ポイント】
心拍数と酸素摂取量は直線的に増え、一回拍出量は早期に頭打ちになります。
乳酸と換気量は閾値を境に急増すると、指標ごとにグラフの形を覚えましょう。