正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
関節可動域測定法では、運動ごとに基本軸と移動軸が決められています。
図の太線が基本軸、細線が移動軸です。
【選択肢別解説】
1:× 肩内転の基本軸は肩峰を通る床への垂直線で、移動軸は上腕骨です。
図では両肩を結ぶ水平線が太線(基本軸)になっています。
肩から床へ下ろした垂直線は細線(移動軸)として描かれ、上腕骨に移動軸がなく、基準と一致しません。
2:○ 肩甲帯伸展は上方から見て測ります。
基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は頭頂と肩峰を結ぶ線です。
図は両肩峰を結ぶ線を太線、頭頂と肩峰を結ぶ線を細線としており、基準どおりです。
3:○ 前腕回内は、肩の回旋が入らないよう肘を90°屈曲して測ります。
基本軸は上腕骨、移動軸は手指を伸展した手掌面です。
図は上腕に沿う縦線を太線、手掌面に沿う横線を細線としており、基準どおりです。
4:× 出題当時の基準では、足部外転の基本軸と移動軸はいずれも第1・第2中足骨の間の中央線です。
図では太線が下腿の長軸を足先まで延ばした線として描かれており、基準と一致しません。
5:× 膝伸展の基本軸は大腿骨、移動軸は腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)です。
図では太線(基本軸)が下腿に沿って置かれており、大腿骨に基本軸がありません。
細線も下腿の側に描かれていて、基準と一致しません。
【ポイント】
基本軸は動かない側の体節、移動軸は動く側の体節に置くのが原則です。
肩甲帯は「両肩峰を結ぶ線」が基本軸になる点が頻出です。
なお、2022年の改訂で足部外転・内転の軸は第2中足骨の長軸に変更されました。