正答5
解説
正解は5です。
冠状動脈は大動脈の起始部から出て、心筋に血液を送る動脈です。
左冠状動脈は前下行枝と回旋枝に分かれ、右冠状動脈は右室と心臓の下壁を中心に分布します。
【選択肢別解説】
1:× 冠状動脈は大動脈弁の心室側ではなく、弁の上方の大動脈洞(Valsalva洞)から出ます。
2:× 左右の冠状動脈の間には細い吻合があります。
ただし吻合は不十分なので、急に閉塞すると心筋梗塞を起こす機能的終動脈とされます。
3:× 房室結節には多くの場合(約90%)右冠状動脈が血液を送ります。
そのため下壁梗塞では房室ブロックを伴いやすくなります。
4:× 前下行枝と回旋枝に分かれるのは左冠状動脈です。
右冠状動脈は右の房室間溝を後方へ回り、右室枝や後室間枝などの枝を出します。
5:○ 左冠状動脈の前下行枝は、心室中隔の前方2/3と左室前壁に血液を送ります。
【ポイント】
前下行枝の閉塞は前壁中隔梗塞、右冠状動脈の閉塞は下壁梗塞を起こします。
洞結節と房室結節は多くの場合、右冠状動脈から栄養されます。