正答2
解説
正解は2です。
ミオパチーは筋そのものの障害で、近位筋優位の筋力低下が特徴です。
内分泌疾患や薬剤、中毒などが原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 一酸化炭素中毒は脳の低酸素障害が主体です。
回復後に遅発性の脳症(記憶障害やパーキンソン症状)を起こすことがありますが、ミオパチーの代表的原因ではありません。
2:○ 甲状腺中毒(甲状腺機能亢進症)では、甲状腺ホルモンの過剰により筋の分解が進み、近位筋の筋力低下と萎縮が起こります。
これを甲状腺中毒性ミオパチーといいます。
3:× 水銀中毒(有機水銀)は中枢神経が主に障害されます。
水俣病では感覚障害、運動失調、視野狭窄などがみられます。
4:× 鉛中毒は運動優位の末梢神経障害を起こし、橈骨神経領域の下垂手が知られています。
貧血や腹痛も特徴です。
5:× ヒ素中毒は感覚優位の末梢神経障害と、皮膚の色素沈着や角化を起こします。
【ポイント】
内分泌性ミオパチーの原因には、甲状腺機能亢進症・低下症やCushing症候群、副腎皮質ステロイド薬の長期使用があります。
重金属中毒の多くは末梢神経障害や中枢神経障害として出題されます。