正答3
解説
正解は3です。
頸髄損傷の機能残存レベルを、表のMMTの結果から判定する問題です。
機能残存レベルは、MMTで段階3以上の筋が残っている最も下位の髄節で判定します。
【計算】
三角筋(C5)は左右とも4で、C5は残存しています。
上腕二頭筋(C5〜C6)も左右とも4です。
長橈側手根伸筋(C6)は右4・左5で、C6まで残存しています。
上腕三頭筋(C7)は左右とも2で、段階3に達していません。
橈側手根屈筋(C7)は右1・左2、指伸筋(C7)は左右とも0です。
したがってC7の筋は機能しておらず、機能残存レベルはC6です。
【選択肢別解説】
1:× C4残存では肩甲骨挙上や横隔膜は働きますが、三角筋や上腕二頭筋は働きません。
本例は両筋が4あり、C4より下まで残存しています。
2:× C5残存では肘屈曲までが可能で、手関節背屈は困難です。
本例は長橈側手根伸筋が4以上あり、C5より下まで残存しています。
3:○ C6残存では長橈側手根伸筋による手関節背屈が可能です。
本例はこれが4以上ある一方、C7の上腕三頭筋が2で、C6と判定します。
4:× C7残存では上腕三頭筋や橈側手根屈筋、指伸筋が段階3以上になります。
本例はいずれも2以下でC7には達していません。
5:× C8残存では手指屈筋群が働きます。
本例はC7の筋すら機能しておらず、C8ではありません。
【ポイント】
頸髄損傷の判定筋は、C5が三角筋・上腕二頭筋、C6が橈側手根伸筋、C7が上腕三頭筋・指伸筋、C8が手指屈筋です。
C6残存ではテノデーシス(腱固定)作用による把持が獲得目標になります。