正答4
解説
本問は採点除外(公式で4と5のどちらも正解とされた問題)です。
関節は、関節面の形によって運動の軸の数が決まります。
蝶番関節と車軸関節は1軸性、顆状関節と鞍関節は2軸性、球関節は多軸性で、平面関節はわずかな滑り運動だけを行います。
正しいものを1つ選ぶ設問ですが、選択肢4と5はどちらも解剖学的に正しい組合せです。
そのため厚生労働省は、4と5のどちらを選んでも正解として扱いました。
【選択肢別解説】
1:× 手のMP関節は顆状関節(教科書によっては運動の制限された球関節)で、屈曲・伸展と内転・外転の2軸の運動を行います。
らせん関節ではありません。
2:× 橈骨手根関節は楕円関節(顆状関節)です。
鞍関節の代表は母指のCM関節です。
3:× 上橈尺関節は車軸関節で、前腕の回内と回外を行います。
顆状関節ではありません。
4:○ 腕尺関節は、上腕骨滑車と尺骨の滑車切痕からなる蝶番関節です。
屈曲と伸展の1軸の運動を行います。
5:○ 肩鎖関節は、鎖骨の肩峰端と肩甲骨の肩峰が、ほぼ平らな関節面で向き合う平面関節です。
わずかな滑り運動で、肩甲骨の動きに合わせて鎖骨との角度を調整します。
【ポイント】
腕尺関節は蝶番関節、腕橈関節は球関節、上橈尺関節は車軸関節と、肘関節の3つの関節を区別して覚えます。
平面関節の例は、肩鎖関節、椎間関節、手根間関節などです。