正答3
解説
正解は3です。
多発性筋炎は、自己免疫により骨格筋に炎症が起こる疾患で、体幹や四肢の近位筋の筋力低下が主な症状です。
回復初期は炎症が残っているため、筋の状態と合併症を確認しながら少しずつ負荷を上げます。
【選択肢別解説】
1:× 運動負荷の目安には、筋の炎症や破壊を示す血清CK(クレアチンキナーゼ)値と、筋痛や疲労の有無を使います。
血小板数は筋炎の活動性の指標ではありません。
2:× 多発性筋炎は、肩や腰まわりの近位筋が主に障害されます。
筋力トレーニングは近位筋を中心に行います。
3:○ 多発性筋炎には、間質性肺炎がしばしば合併し、予後を左右します。
呼吸状態やSpO2を確認しながらプログラムを進める必要があります。
4:× 手指の冷感は、レイノー現象による末梢循環の障害が考えられます。
手袋などで保温し寒冷を避ける指導が基本で、ホットパックで温めることは理学療法として優先されません。
5:× 運動後に筋痛が出るのは、負荷が過剰で炎症が悪化している可能性を示します。
抵抗を減らすだけでなく、運動の時間や量も減らし、休息をとる必要があります。
【ポイント】
多発性筋炎の理学療法は、CK値・筋痛・疲労を指標に、過負荷を避けて近位筋を中心に行います。
間質性肺炎と悪性腫瘍の合併に注意します。