正答1
解説
正解は1です。
パーソナリティ障害は、考え方や感じ方、行動の型が著しく偏り、本人や周囲が苦しむ状態が長く続くものです。
治療は精神療法が中心ですが、症状に応じた薬物療法や、一貫した治療の枠組みづくりが重要です。
【選択肢別解説】
1:○ パーソナリティ障害そのものを治す薬はありませんが、衝動性、気分の不安定さ、不安、抑うつなどの症状には、気分安定薬や抗うつ薬、少量の抗精神病薬などの薬物療法が有効です。
2:× 家族は日常の対応や危機的な場面への対応で大きな役割を担います。
家族との連携は控えるのではなく、積極的に行います。
3:× パーソナリティ障害の診断は、時間をかけて慎重に行います。
早期に診断名を告げることは、本人が否定的なレッテルと受け取るおそれがあり、告知は慎重に判断します。
4:× 秩序を乱す行動に何も言わないと、問題行動が続くおそれがあります。
治療の約束事(枠組み)を明確にし、守れない行動には一貫して対応します。
5:× 電気けいれん療法は、重症のうつ病などに用いる治療です。
パーソナリティ障害の自傷行為に対して行う治療ではありません。
【ポイント】
境界性パーソナリティ障害では、弁証法的行動療法などの精神療法が有効とされています。
チームで対応を統一し、一貫した態度で関わることが治療の基本です。