正答4
解説
正解は4です。
急性膵炎は、本来十二指腸で働くはずの膵臓の消化酵素が膵臓の中で活性化し、膵臓自体を消化(自己消化)してしまう急性の炎症です。
日本ではアルコールと胆石が二大原因です。
【選択肢別解説】
1:× 日本の全国調査では、急性膵炎の原因として最も多いのはアルコールで、胆石がこれに次ぎます。
胆石が最も多い原因ではありません。
2:× 重症の急性膵炎は全身の臓器障害を起こし、死亡率は軽症例よりはるかに高くなります。
1%前後という低い値ではありません。
3:× 急性膵炎では、膵臓の細胞が壊れて血中アミラーゼが上昇します。
上昇は診断の重要な根拠です。
4:○ 急性膵炎の本態は、トリプシンなどの消化酵素が膵臓の中で活性化され、膵臓とその周囲の組織を消化することです。
5:× 急性膵炎の腹痛は、背中を丸めて体幹を前屈させると軽減することが多く、背臥位や体幹の伸展で強くなります。
【ポイント】
急性膵炎は、上腹部から背部への激しい痛み、血中・尿中アミラーゼやリパーゼの上昇、画像での膵臓の腫大で診断します。
前かがみの姿勢(胸膝位)で痛みが和らぐのが特徴的な所見です。