正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
障害受容は、ショック期、否認期、混乱期、解決への努力期、受容期と段階的に進むとする考え方(上田敏の段階理論など)が知られています。
各時期の心理状態に合わせて、関わり方を変えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
障害受容は本人の心理だけでなく、家族、職場、地域の受け入れなどの社会環境にも影響されます。
2:× 正しい記述です。
同じ障害をもつ人との交流(ピアサポート)は、障害を抱えて生活する手本を得る機会となり、受容を促します。
3:○ 誤った記述です。
抑うつ状態の患者に積極的な指導や励ましを行うと、負担を強め、自責の念を深めるおそれがあります。
患者の気持ちを受け止める支持的な関わりを優先します。
4:× 正しい記述です。
混乱期には、障害を受け入れられない怒りや悲しみが、家族や医療者に向けられることがあります。
医療者は感情的にならず受け止めます。
5:× 正しい記述です。
ショック期の患者は現実を十分に認識できていない状態です。
無理に障害を直視させず、安全を確保しながら見守ります。
【ポイント】
障害受容の過程は一方向に進むとは限らず、行きつ戻りつするものです。
抑うつ状態では、自殺の危険にも注意して関わります。