正答5
解説
正解は5です。
成人の正常な立位姿勢では、脊柱は頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯、仙椎後弯の生理的弯曲を示します。
重心は第2仙椎のやや前方にあり、矢状面の重心線は耳垂、肩峰、大転子、膝関節の前方、外果の前方を通ります。
【選択肢別解説】
1:× 腰仙角(仙骨上面と水平面のなす角)は約30°です。
約10°ではありません。
2:× 胸椎は後弯、仙椎も後弯を示します。
前弯を示すのは頸椎と腰椎です。
3:× 立位での身体の重心は、第2仙椎のやや前方にあります。
仙骨の後方ではありません。
4:× 矢状面の重心線は、足関節の中心ではなく、その前方(外果の数cm前方)を通ります。
そのため立位では下腿三頭筋が持続的に働いて体が前に倒れるのを防いでいます。
5:○ 正常な立位では骨盤は軽く前傾し、左右の上前腸骨棘と恥骨結合はほぼ同じ前額面上に並びます。
【ポイント】
立位の重心線は「耳垂、肩峰、大転子、膝関節前方(膝蓋骨後面)、外果前方」と上から順に覚えます。
重心線が膝の前方を通るため、立位では膝が伸展位で安定し、大腿四頭筋の活動はわずかで済みます。