正答5
解説
正解は5です。
閉塞性動脈硬化症(ASO)は、動脈硬化によって主に下肢の動脈が狭窄・閉塞する疾患です。
症状の進行はFontaine分類で、Ⅰ度(冷感・しびれ)、Ⅱ度(間欠性跛行)、Ⅲ度(安静時痛)、Ⅳ度(潰瘍・壊疽)に分けます。
【選択肢別解説】
1:× 下肢の血流が減るため、冷感はFontaine分類Ⅰ度の代表的な症状です。
冷感がないという記述は誤りです。
2:× 病状が進行すると、安静にしていても痛む安静時痛(Fontaine分類Ⅲ度)が出現します。
安静時痛がないという記述は誤りです。
3:× しびれ感は冷感とともにFontaine分類Ⅰ度の症状です。
しびれ感がないという記述は誤りです。
4:× ASOの間欠性跛行は、立ち止まって休むだけで姿勢に関係なく改善します。
体幹の前傾で改善するのは、腰部脊柱管狭窄症による神経性の間欠性跛行です。
5:○ ASOの好発部位は、大腿動脈から膝窩動脈にかけての領域です。
大腿から下腿の筋が虚血となり、歩行時のふくらはぎの痛み(間欠性跛行)を起こします。
【ポイント】
間欠性跛行は、ASOでは立ち止まるだけで改善し、腰部脊柱管狭窄症では前かがみや座位で改善します。
ASOの診断には足関節上腕血圧比(ABI)が用いられ、0.9以下で狭窄を疑います。