正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
歩行周期の踵接地(初期接地)から荷重応答期にかけて、足関節と膝関節には急な屈曲方向の力が加わります。
この衝撃を遠心性収縮で受け止める筋が、立脚相の直前から活動を始め、踵接地時に大きく活動します。
【選択肢別解説】
1:× 下腿三頭筋は立脚中期から立脚終期に活動し、下腿の前傾を制御して蹴り出しに働きます。
踵接地時には大きな活動を示しません。
2:○ 前脛骨筋は遊脚期に足関節を背屈させ、つま先が床に当たらないようにします。
踵接地直後には遠心性に働き、足底が床に叩きつけられないよう底屈を制御します。
3:○ 大腿四頭筋は遊脚終期から活動を始め、踵接地から荷重応答期に大きく活動します。
膝関節の屈曲を遠心性に制御して、衝撃を吸収します。
4:× 長母指屈筋は立脚中期から立脚終期に活動し、蹴り出しを補助します。
踵接地時には大きな活動を示しません。
5:× 腸腰筋は前遊脚期から遊脚初期に活動し、股関節を屈曲させて下肢を前方へ振り出します。
踵接地時に大きな活動を示す筋ではありません。
【ポイント】
踵接地前後で働く筋は、前脛骨筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋です。
前脛骨筋の筋力低下では、踵接地後に足底が床を叩くフットスラップがみられます。