正答4
解説
正解は4です。
エリスロポエチンは主に腎臓(尿細管周囲の間質細胞)で産生されるホルモンで、骨髄に働いて赤血球の産生を促します。
組織の酸素不足を感知して産生が増える仕組みです。
【選択肢別解説】
1:× 血圧の低下は、レニン・アンジオテンシン系を活性化させる刺激です。
エリスロポエチンの産生を促す主な刺激ではありません。
2:× 血糖値の低下は、グルカゴンやアドレナリンの分泌を促す刺激です。
エリスロポエチンの産生には直接関係しません。
3:× 腎機能が低下すると、エリスロポエチンの産生はむしろ減ります。
その結果、腎性貧血が起こります。
4:○ 動脈血酸素分圧が低下すると、腎臓の細胞が低酸素を感知してエリスロポエチンの産生を増やします。
高地での生活や慢性の呼吸器疾患で赤血球が増えるのはこのためです。
5:× 血中カルシウム濃度の低下は、副甲状腺ホルモンの分泌を促す刺激です。
エリスロポエチンの産生には関係しません。
【ポイント】
低酸素刺激でエリスロポエチンが増え、赤血球が増えるという流れを押さえます。
慢性腎臓病の貧血(腎性貧血)には、エリスロポエチン製剤が用いられます。