正答5
解説
正解は5です。
視覚の中枢、視細胞の役割、視野の性質、明暗順応、遠近調節の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 一次視覚野は側頭葉ではなく、後頭葉の鳥距溝の周囲にあります。
2:× 桿体は暗い場所での明暗の識別に働き、色覚には関与しません。
色覚を司るのは錐体です。
3:× 空間分解能(視力)は、錐体が密集する網膜の中心窩で最も高くなります。
周辺視野では低下するため、全視野で均一ではありません。
4:× 暗順応は完了までに30分程度かかり、数分で済む明順応より時間がかかります。
暗順応の方が速やかなのではありません。
5:○ 近くを見るときは毛様体筋が収縮して毛様体小帯(チン小帯)が緩みます。
水晶体が自らの弾性で厚くなって屈折力が増すので、記述は正しいです。
【ポイント】
近くを見る際は「毛様体筋の収縮・チン小帯の弛緩・水晶体が厚くなる」という調節が起こります。
加齢で水晶体の弾性が低下すると調節力が落ち、老視となります。