正答3
解説
正解は3です。
加齢に伴う臓器や免疫機能の生理的変化を問う問題です。
高齢者では多くの臓器で重量や機能が低下し、免疫は低下する一方で自己免疫的な反応は増える傾向にあります。
【選択肢別解説】
1:× 肝臓の重量は加齢とともに減少し、肝血流量も低下します。
増加ではありません。
2:× 加齢により免疫の調節機構が乱れ、自己抗体(自分の組織に反応する抗体)は形成されやすくなります。
低下ではなく増加します。
3:○ 加齢により胸腺が萎縮してT細胞の機能が低下し、B細胞による抗体産生も落ちます。
そのため外来抗原に対する抗原抗体反応は低下します。
4:× 血漿アルブミンは肝臓で合成されます。
加齢による合成能の低下や栄養状態の悪化で、増加ではなく減少しやすくなります。
5:× クレアチニンクリアランスは糸球体濾過量の指標です。
腎血流量やネフロン数の減少により、加齢とともに増加ではなく低下します。
【ポイント】
高齢者は筋肉量が少ないため、血清クレアチニン値が正常でも腎機能が低下していることがあります。
加齢で「増えるもの」は自己抗体・残気量・収縮期血圧などと整理しましょう。