入院患者100人の収縮期血圧を集計した標本Aの分布は、中央値や平均値の近くに測定値が集中していた。
他の値より極端に小さい値が1つあり、再度確認したところ誤記入であることが分かったため、この値を除いて標本Bを作った。
標本Aに比べ標本Bの方が大きい統計量はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
標本Aから極端に小さい値(外れ値)を1つ取り除いて標本Bを作った場合の、統計量の変化を考える問題です。
他より極端に小さい値は、平均値を引き下げ、ばらつきを大きくする方向に働いていました。
【選択肢別解説】
1:× 分散は、各値と平均値の差の2乗の平均です。
平均から大きく離れた値がなくなるため、標本Bの分散は小さくなります。
2:× 最大値は、取り除いたのが最小側の値なので変わりません。
標本Bの方が大きくなることはありません。
3:× 最頻値は最も多く出現する値です。
1つだけ離れた小さい値を除いても、最も多い値は変わりません。
4:○ 平均値は全ての値の合計を個数で割ったものです。
極端に小さい値がなくなると平均値は上がるため、標本Bの方が大きくなります。
5:× 標準偏差は分散の平方根です。
分散と同様にばらつきが小さくなるため、標本Bの標準偏差は小さくなります。
【ポイント】
平均値・分散・標準偏差は外れ値の影響を強く受けます。
中央値や最頻値は外れ値の影響を受けにくい代表値です。