正答3
解説
正解は3です。
粗大運動能力分類システム(GMFCS:gross motor function classification system)のレベルと、それに合う運動指導を問う問題です。
レベルⅡは、歩行補助具なしで歩けるものの、長い距離や不整地、坂道、人混みでは制限がある段階です。
【選択肢別解説】
1:× 車椅子の駆動練習は、主に移動に車椅子を用いるレベルⅢ〜Ⅳ以上の児で重要になります。
歩行が可能なレベルⅡの優先課題ではありません。
2:× 割り座(とんび座り)は、股関節の内旋と内転を強め、痙直型の変形を助長します。
避けるべき座り方です。
3:○ 歩行補助具なしでの歩行練習が最も適しています。
レベルⅡは補助具なしで歩けるため、屋外や不整地も含めた実用的な歩行能力を高める練習を行います。
4:× バニーホッピング(両下肢をそろえて跳ねる四つ這い移動)は、左右の分離した動きが乏しいレベルⅢ〜Ⅳの児にみられる移動方法です。
レベルⅡの児に練習させる動作ではありません。
5:× スタンディングボードは、自力で立てないレベルⅣ〜Ⅴの児の立位保持に用います。
レベルⅡには必要ありません。
【ポイント】
レベルⅠは制限なく歩ける、Ⅱは補助具なしで歩くが制限あり、Ⅲは手に持つ補助具で歩く段階です。
Ⅳは移動に介助や電動車椅子が必要、Ⅴは自力での移動が困難な段階です。