正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
図の両側支柱付長下肢装具の部品と、適合の基準を問う問題です。
図では膝継手が支柱の延長線上にあり、輪状の固定具が付いています。
足継手には支柱の下端に調整ねじが付いています。
側面図では、下腿の支柱の途中にねじで留めた連結部があります。
【選択肢別解説】
1:× 外側支柱の上端は、大転子より2〜3cm下に設定するのが一般的です。
6cm下では大腿部の支持が不十分になります。
2:× 膝継手はオフセット式ではありません。
図の膝継手は支柱の延長線上にあり、輪止め(リングロック)で固定する形です。
オフセット式は継手の軸を支柱より後方に置くため、支柱が膝の部分で後ろに曲がっています。
3:× 下腿半月を膝関節裂隙から2cm下に置くと、腓骨頭の付近で腓骨神経を圧迫します。
下腿半月は腓骨頭より下方の、神経を圧迫しない位置に設定します。
4:○ 足継手はダブルクレンザックです。
支柱の前後に入ったばねやロッドを調整ねじで締め、背屈と底屈の両方向の角度を調整・制限できる継手です。
5:○ 短下肢装具へ変更できます。
図の装具は支柱の連結部から上を取り外せる構造で、膝の安定性が向上すれば短下肢装具として使い続けられます。
【ポイント】
脳卒中の早期歩行練習では、大腿部を外せる長下肢装具がよく用いられます。
下腿半月や支柱の上端は、腓骨神経の圧迫と会陰部・大転子への当たりに注意して位置を決めます。