正答4
解説
正解は4です。
生後10か月の正常児では、生後早期の原始反射は消失し、立ち直り反応や保護伸展反応が出そろっています。
【選択肢別解説】
1:× Moro反射は、頭部を急に後方へ落とすと上肢を伸展・外転し、続いて抱きつくように屈曲する反射です。
生後4〜6か月ころに消失するため、10か月ではみられません。
2:× 手の把握反応(手掌把握反射)は、手のひらへの刺激で指を握りこむ反射です。
生後4〜6か月ころに消失するため、10か月ではみられません。
3:× 緊張性迷路反射は、頭部の空間での位置により全身の屈筋・伸筋の緊張が変わる反射です。
生後4〜6か月ころに消失するため、10か月ではみられません。
4:○ パラシュート反応は、体を急に傾けると上肢を伸ばして体を支えようとする保護伸展反応です。
前方は生後6〜9か月ころに出現し、生涯持続するため、10か月の正常児でみられます。
5:× 非対称性緊張性頸反射は、顔を向けた側の上下肢が伸展し、反対側が屈曲する反射です。
生後4〜6か月ころに消失するため、10か月ではみられません。
【ポイント】
原始反射は多くが生後6か月までに消失し、パラシュート反応や傾斜反応などの保護・平衡反応は生涯持続します。
原始反射が残存する場合は、中枢神経系の障害を疑います。