正答3
解説
正解は3です。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体ができる疾患です。
神経から筋への伝達が障害され、筋を使うほど筋力が低下する易疲労性がみられます。
【選択肢別解説】
1:× 筋を使うほど症状が強くなるため、起床時は軽く、夕方に症状が悪化します。
これを日内変動といいます。
2:× 胸腺腫を合併することがありますが、悪性腫瘍の合併が多い疾患ではありません。
悪性腫瘍の合併が問題となるのは、Lambert-Eaton筋無力症候群です。
3:○ アセチルコリン受容体抗体などの自己抗体が、神経筋接合部の伝達を障害します。
自己免疫性疾患であり、免疫抑制療法や胸腺摘除術が行われます。
4:× 重症筋無力症は、男性よりも女性に多い疾患です。
5:× 発症は小児期から高齢期まで幅広く、特に女性では若年での発症も多くみられます。
40歳以前の発症が稀ということはありません。
【ポイント】
重症筋無力症は「眼瞼下垂・複視・易疲労性・夕方の悪化・胸腺腫」がキーワードです。
反復刺激試験で漸減現象(waning)がみられます。