正答4
解説
正解は4です。
この問題は生じにくいものを選ぶので、○ が答え(ALSで生じにくい症状)です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが選択的に障害される疾患です。
感覚障害、眼球運動障害、膀胱直腸障害、褥瘡は生じにくく、陰性4徴候と呼ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 舌下神経核の下位運動ニューロンが障害されると、舌の萎縮や線維束性収縮が生じます。
ALSで生じやすい症状です。
2:× 延髄の運動神経核や皮質延髄路が障害されると、構音障害が生じます。
球麻痺・仮性球麻痺として、ALSでよくみられます。
3:× 上位・下位運動ニューロンの障害により、上下肢の筋力低下と筋萎縮が進行します。
ALSの中心的な症状です。
4:○ 眼球運動をつかさどる動眼神経核・滑車神経核・外転神経核は、ALSでは障害されにくい部位です。
眼球運動は末期まで保たれやすく、意思伝達の手段として使われます。
5:× 延髄の運動神経核が障害されると、摂食嚥下障害が生じます。
誤嚥性肺炎の原因となる重要な症状です。
【ポイント】
ALSの陰性4徴候は「感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡」です。
眼球運動が保たれるため、進行期には視線入力装置などで意思伝達を支援します。