多職種で構成される病院内のカンファレンスに出席する際に、先輩から「この会議は、チームビルディングは成熟していて活発な議論がなされるが、コンフリクトマネジメントに課題がある」と助言を受けた。
このカンファレンスにおける対応として最も優先すべきなのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
チームビルディングは、チームが目標に向けて協力し合える関係をつくることです。
コンフリクトマネジメントは、意見の対立を建設的な議論につなげ、解決に導くことです。
先輩の助言は「関係づくりと議論はできているが、対立の扱いに課題がある」という意味です。
【選択肢別解説】
1:× 自分の意見を述べることは大切ですが、すでに活発な議論がなされています。
課題である対立の扱いを改善する対応にはなりません。
2:× 参加者と打ち解けることはチームビルディングにあたります。
このカンファレンスではチームビルディングは成熟しており、最優先の課題ではありません。
3:○ コンフリクトマネジメントに課題があるので、意見が衝突した場面で注意深く対応することが最優先です。
対立する意見の根拠を整理し、患者にとって最善の結論へ導く姿勢が求められます。
4:× 傾聴は重要ですが、傾聴を優先するだけでは対立の解決に結びつきません。
この会議の課題に直接対応する行動ではありません。
5:× 異を唱えずに議論を進めると、対立が表に出ないまま残り、根本的な解決になりません。
異なる意見を建設的に扱うことがコンフリクトマネジメントです。
【ポイント】
多職種連携では、意見の対立は避けるものではなく、よりよい結論を導く機会ととらえます。
対立を建設的に解決する力をコンフリクトマネジメントといいます。