正答1
解説
正解は1です。
全般的な知能は保たれているのに、読み・書き・計算などの特定の能力だけが著しく困難な状態を問う問題です。
本例は、読むことはできるが書くことができないという、書字に限った困難を示しています。
【選択肢別解説】
1:○ 学習障害は、知的発達に大きな遅れがないのに、読む・書く・計算するなどの特定の能力の習得が著しく困難な状態です。
読めるが書けないという書字の困難は、学習障害の一つの型に当たります。
2:× 行為障害は、他者の権利を侵害したり社会の規則を破ったりする行動を繰り返す障害です。
読み書きの能力の障害ではありません。
3:× 広汎性発達障害は、対人関係やコミュニケーションの障害と、限られた興味やこだわりを特徴とします。
書字だけが困難という本例の症状とは合いません。
4:× Tourette症候群は、多様な運動チックと音声チックが1年以上続く障害です。
読み書きの能力の障害ではありません。
5:× 注意欠如・多動性障害は、不注意・多動性・衝動性を特徴とする障害です。
学習面の困難を伴うことはありますが、書字だけが選択的に障害される本例の説明には合いません。
【ポイント】
学習障害には、読字障害(ディスレクシア)・書字表出障害・算数障害などがあります。
知能検査で全般的な知能が保たれていることを確認したうえで、特定の能力の困難を評価します。