正答5
解説
正解は5です。
遅延再生は、覚えた内容をしばらく時間をおいてから思い出させる課題です。
記憶の保持を調べるもので、多くの記憶検査や認知症の検査に含まれています。
【選択肢別解説】
1:× リバーミード行動記憶検査(RBMT)は、日常生活に近い場面で記憶を評価する検査です。
物語や道順などを、時間をおいてから再生する課題を含みます。
2:× Mini Mental State Examination(MMSE)は、3つの単語を覚えさせます。
計算課題のあとで再び思い出させる遅延再生の課題があります。
3:× 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)も、3つの言葉を覚えさせます。
ほかの課題のあとで再び思い出させる遅延再生の課題があります。
4:× Rey Auditory Verbal Learning Test(RAVLT)は、15語の単語リストを繰り返し聞かせる検査です。
干渉課題のあとや一定時間後に再生させる遅延再生を含みます。
5:○ Raven's Colored Progressive Matrices(RCPM)は、図形の欠けた部分を選ぶ非言語性の推理検査です。
記憶の検査ではなく、遅延再生の課題は含みません。
【ポイント】
RCPMは言語を使わずに知的機能を評価できるため、失語症の患者にも用いられます。
記憶の評価には、即時再生と遅延再生の両方をみることが大切です。