正答2
解説
正解は2です。
伝導失語は、発話は流暢で理解も比較的良好ですが、復唱が著しく障害される失語症です。
左の縁上回や弓状束の損傷で起こるとされます。
【選択肢別解説】
1:× ジャーゴンは、意味の通じない語が多く混じる流暢な発話です。
理解障害の重いWernicke失語で目立つ症状で、伝導失語の特徴ではありません。
2:○ 伝導失語では、語の音が入れ替わる音韻性錯語(例:めがねを「めがれ」)が目立ちます。
患者は誤りに気づいて何度も言い直し、目標の語に近づこうとします(接近行為)。
3:× 非流暢性発話はBroca失語の特徴です。
伝導失語の発話は流暢で、文の長さも保たれます。
4:× 伝導失語の聴覚的理解は比較的良好に保たれます。
重度の理解障害はWernicke失語や全失語の特徴です。
5:× 伝導失語の中核症状は復唱障害です。
復唱が良好なのは、超皮質性失語の特徴です。
【ポイント】
復唱が悪いのはBroca・Wernicke・伝導失語、良いのは超皮質性失語と健忘失語です。
「流暢・理解良好・復唱不良・音韻性錯語」の4点が伝導失語の組合せです。