正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(治療法として適切でないもの)です。
左半側空間無視の治療は、無視している左側へ注意や身体の向きを向けさせることが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 視覚探索練習は、左側へ意識的に視線を向けて対象を探す練習です。
代表的な治療法で、適切です。
2:○ 半側空間無視の治療では、体幹を無視側である左へ回旋させて左空間への注意を促します。
右への回旋は注意をさらに右側へ偏らせるため、適切ではありません。
3:× プリズム適応療法は、視野を右へずらすプリズム眼鏡を装着して到達動作を繰り返す方法です。
眼鏡を外したあとに左方向への修正が残り、無視が軽減します。
4:× 左後頸部への経皮的通電刺激(または振動刺激)は、体性感覚の入力で身体の正中の感覚を左へずらします。
無視を一時的に軽減する効果が報告されており、適切です。
5:× カロリック刺激は、左耳に冷水を注入して前庭を刺激し、眼球と注意を左へ向けさせる方法です。
効果は一時的ですが、無視の改善が報告されています。
【ポイント】
左半側空間無視の治療は「左へ向ける」刺激がそろっています。
体幹回旋・頸部刺激・前庭刺激の左右を取り違えないよう注意しましょう。