正答1
解説
正解は1です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない方法)です。
ハムストリングスだけを伸張するには、股関節屈曲と膝関節伸展を組み合わせます。
そのうえで、足関節や腰背部など他の部位に余分な伸張を加えないことが大切です。
【選択肢別解説】
1:○ 図1は背臥位で下肢を挙上する際、足底に手を当てて足関節を背屈させています。
背屈を加えると、膝をまたぐ腓腹筋や坐骨神経も同時に伸張されます。
他の筋への影響を最小限にするという条件に合わないため、適切ではありません。
2:× 図2は片脚を伸ばした長座位で、体幹をまっすぐ保ったまま前方へ倒しています。
足関節は力を抜いた状態で、股関節屈曲と膝伸展によりハムストリングスを伸張できます。
3:× 図3は立位で片脚を台に載せ、膝を伸ばしたまま体幹を前に倒しています。
足関節を背屈させておらず、ハムストリングスを選択的に伸張する方法として適切です。
4:× 図4は股関節を約90°屈曲位に保ち、膝を伸展させていく方法です。
足関節を背屈させずに行えば、ハムストリングスを選択的に伸張できます。
5:× 図5は両下肢を伸ばした長座位で体幹を前屈しています。
つま先に手を添えるだけで背屈を強制していないため、選択肢の中では適切な方法とされます。
【ポイント】
ハムストリングスの伸張では、足関節背屈を加えると腓腹筋や神経の伸張が混ざります。
選択的に伸ばすには、足関節を中間位か軽度底屈位に保つことが原則です。