正答4
解説
正解は4です。
壁を見つめたまま動かない状態(昏迷)と、他者がとらせた姿勢をそのまま保ち続ける状態(カタレプシー)がみられます。
これらは統合失調症などでみられる緊張病の症状です。
【選択肢別解説】
1:× アカシジアは、抗精神病薬の副作用で、じっとしていられずに足踏みや歩き回りを繰り返す状態です。
本例のように動かない状態とは逆です。
2:× 悪性症候群は、抗精神病薬の重い副作用で、高熱・筋強剛・意識障害・発汗・頻脈などがみられます。
発熱などの記載がなく、姿勢を保ち続ける症状は合いません。
3:× 急性ジストニアは、抗精神病薬の投与早期に起こる副作用です。
首のねじれや眼球の上転など、筋が持続的に収縮する症状がみられます。
4:○ 緊張病症候群では、昏迷、カタレプシー(とらされた姿勢を保ち続ける)、拒絶症などがみられます。
本例の症状と一致します。
5:× 薬剤性パーキンソニズムでは、動作が遅くなり、筋強剛や振戦がみられます。
とらされた姿勢をそのまま保ち続ける症状は特徴ではありません。
【ポイント】
緊張病症候群の症状は、昏迷・カタレプシー・蠟屈症・拒絶症・常同症・反響症状です。
抗精神病薬の副作用(アカシジア・急性ジストニア・パーキンソニズム・悪性症候群)との区別が重要です。