正答1
解説
正解は1です。
イールディング機構は、大腿義足の油圧式膝継手などにある機能です。
立脚相に膝へ荷重がかかったとき、急に膝が折れず、抵抗を受けながらゆっくり屈曲するようにします。
【選択肢別解説】
1:○ 立脚相で荷重がかかったまま膝が曲がっても、油圧の抵抗でゆっくりとしか屈曲しないため、膝折れを防げます。
そのため、坂道や階段を交互に降りることもできるようになります。
2:× 立脚相の膝の過伸展は、膝継手の伸展ストッパー(伸展制限)で防ぎます。
イールディング機構の役割ではありません。
3:× 遊脚相の後半に膝の伸展を助けるのは、伸展補助装置(ばねなど)です。
4:× 遊脚相の膝屈曲は、主に下腿の慣性によって起こり、空圧・油圧の遊脚相制御で調整します。
イールディング機構の役割ではありません。
5:× 遊脚相の膝の過屈曲(踵の跳ね上がり)を防ぐのは、空圧・油圧による遊脚相制御や摩擦の調整です。
イールディング機構は立脚相に働く機能です。
【ポイント】
イールディングは「立脚相で荷重下でもゆっくり曲がる」機能で、階段・坂道の交互降段を可能にします。
立脚相の制御と遊脚相の制御を区別して覚えます。