二つのシステムA,Bの稼働率をそれぞれα_A(0<α_A<1),α_B(0<α_B<1),MTBFをそれぞれMTBF_A,MTBF_B,MTTRをそれぞれMTTR_A,MTTR_Bとしたとき,これらの関係として,常に成り立つものはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
稼働率αは、MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔)とMTTR(Mean Time To Repair:平均修復時間)を用いて、α=MTBF÷(MTBF+MTTR)で表されます。
この式を変形すると、MTTR÷MTBF=1÷α−1となり、稼働率はMTTRとMTBFの比だけで決まることが分かります。
【選択肢別解説】
1:× 稼働率は比で決まるので、MTBFとMTTRが同じ倍率で違っていても稼働率は等しくなります。
例えばMTBF90・MTTR10とMTBF900・MTTR100は、どちらも稼働率0.9です。
2:○ MTTR÷MTBF=1÷α−1なので、αが等しければこの比も必ず等しくなります。
αが決まると比が一意に決まるため、常に成り立ちます。
3:× 稼働率が高くても、MTBFやMTTRの絶対値が大きいとは限りません。
例えばMTBF99・MTTR1(稼働率0.99)はMTBF900・MTTR100(稼働率0.9)より稼働率が高いのに、MTBFもMTTRも小さくなっています。
4:× 不等号の向きが逆です。
MTTR÷MTBF=1÷α−1はαが大きいほど小さくなるので、α_A>α_BならMTTR_A÷MTBF_A<MTTR_B÷MTBF_Bになります。
【ポイント】
稼働率を上げるには、MTBFを長くする(故障しにくくする)か、MTTRを短くする(早く直す)かのどちらかです。
稼働率が同じでも、故障の頻度や修理時間の長さは異なり得る点に注意しましょう。