正答4
解説
正解は4です。
トレーサビリティ(追跡可能性)は、要求と、それを実現する設計やプログラムなどの成果物との対応関係を、たどれるようにしておくことです。
要件定義の段階で確保しておくと、後の工程での変更の影響を確かめやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 移行マニュアルや運用マニュアルの文書化が完了し、利用者が業務の進め方を確認できる状態は、文書の整備の説明です。
要求と成果物の対応をたどれることではありません。
2:× 外製する部分を決めて調達先と契約を結んだ状態は、調達の完了の説明です。
トレーサビリティとは関係ありません。
3:× モジュールの依存関係が確定し、仕様を変更できない状態は、仕様の凍結の説明です。
トレーサビリティは変更を禁止するものではなく、変更の影響を追跡できるようにするものです。
4:○ 利害関係者の要求の根拠と成果物の相互関係が文書化されていれば、どの要求からどの成果物が作られたかをたどれます。
仕様変更が生じても、システムに求められる品質に立ち返って妥当性を検証できるので、トレーサビリティが確保された状態です。
【ポイント】
トレーサビリティは「要求から成果物へ」「成果物から要求へ」の両方向にたどれることが大切です。
要求と設計・テストの対応を表にしたトレーサビリティマトリックスがよく使われます。