ソフトウェア開発プロジェクトにおいて,表の全ての作業を完了させるために必要な期間は最短で何日間か。
(表)作業|作業の開始条件|所要日数(日)
要件定義|なし|30
設計|要件定義の完了|20
製造|設計の完了|25
テスト|製造の完了|15
利用者マニュアル作成|設計の完了|20
利用者教育|テストの完了及び利用者マニュアル作成の完了|10
正答3
解説
正解は3です。
全ての作業を終えるのに必要な最短の期間は、作業の開始条件をつないだ経路のうち、所要日数の合計が最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。
表から、要件定義と設計のあとに、製造とテストの流れと、利用者マニュアル作成の流れの二つに分かれ、利用者教育で合流することが分かります。
【計算】
製造を通る経路は、要件定義30日+設計20日+製造25日+テスト15日+利用者教育10日=100日です。
利用者マニュアル作成を通る経路は、要件定義30日+設計20日+利用者マニュアル作成20日+利用者教育10日=80日です。
利用者教育は、両方の流れが終わってから始められます。
したがって、長い方の100日が最短の期間です。
【選択肢別解説】
1:× 80日は、利用者マニュアル作成を通る経路の日数です。
利用者教育はテストの完了も待つ必要があるため、80日では終わりません。
2:× 95日は、どの経路の日数とも一致しません。
最も長い経路は100日です。
3:○ 製造とテストを通る100日の経路がクリティカルパスなので、最短で100日です。
4:× 120日は、全ての作業の日数を単純に足した値です。
製造・テストと利用者マニュアル作成は並行して進められるため、120日もかかりません。
【ポイント】
並行して進められる作業がある場合、全体の期間は日数の合計ではなく、最も長い経路で決まります。
合流する作業は、前の作業が全て終わるのを待つ点に注意しましょう。