正答3
解説
正解は3です。
アムダールの法則は、処理の一部しか並列化できないときの速度向上比の限界を示す法則です。
並列化できる割合をp、プロセッサ数をnとすると、速度向上比は1÷{(1−p)+p÷n}で表されます。
nをいくら大きくしても、速度向上比は1÷(1−p)を超えられません。
【選択肢別解説】
1:× 全ての処理が並列化できる(p=1)なら、速度向上比はnとなり、プロセッサ数に比例して増え続けます。
ある水準に漸近するのは、並列化できない部分がある場合です。
2:× 並列化できない処理は、プロセッサを増やしても短くなりません。
そのため速度向上比はプロセッサ数に比例せず、頭打ちになります。
3:○ 並列化できない部分の時間が残り続けるため、プロセッサ数を増やしても速度向上比は1÷(1−p)という水準に漸近的に近づきます。
これがアムダールの法則の主張です。
4:× 並列化できる割合が増えると、速度向上比は大きくなります。
プロセッサ数に反比例して減少することはありません。
【ポイント】
例えば並列化できる割合が90%なら、プロセッサを無限に増やしても速度向上比は10倍が上限です。
性能を上げるには、並列化できない部分を減らすことが重要だと覚えておきましょう。