正答1
解説
正解は1です。
暗号学的ハッシュ関数に求められる安全性には、原像計算困難性、第2原像計算困難性、衝突発見困難性があります。
原像計算困難性は、ハッシュ値から元のメッセージを求められないという一方向性の性質です。
【選択肢別解説】
1:○ ハッシュ値が与えられても、そのハッシュ値になるメッセージを見つけることが計算量的に困難という性質です。
これが原像計算困難性であり、一方向性とも呼ばれます。
2:× 可変長の入力から固定長の値を出力することは、ハッシュ関数の基本的な機能です。
安全性の性質である一方向性の説明ではありません。
3:× ハッシュ値が一致する異なる2つのメッセージを見つけにくい性質は、衝突発見困難性(強衝突耐性)です。
原像計算困難性とは別の性質です。
4:× 外部からの不正な観測や改変を防御できる性質は、耐タンパ性です。
ハッシュ関数の一方向性とは関係がありません。
【ポイント】
原像計算困難性は「ハッシュ値から元を探せない」、第2原像計算困難性は「あるメッセージと同じハッシュ値の別メッセージを探せない」性質です。
衝突発見困難性は「同じハッシュ値になる任意の2つを探せない」性質です。